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株式会社A-Stageは「Re・De(リデ)」というデザイン家電ブランドを製造販売しています。
ブランドの価値を体現するオウンドメディア「ReDESIGN」では、
様々なクリエイターの観点からの「ReDESIGN」を記事にし紹介しています。
この度、公式Twitterアカウントの発足を記念し、より様々な観点から見た「リデザイン」アイディアを募集する
「ReDESIGN Award 2023」を開催し、多くのご応募をいただきました。
沢山の応募作品から入賞作品が決定しましたので、ご紹介いたします。

作品の解説

写真をその枠に留めず、アートに昇華させる。 写真を重ねることにより生まれる透け感は、それを平面的なものから多重的なものへと押し上げる。 そこには今までの写真ではなく新たなアートが広がっている。

審査員の評価

平面と空間、仮想と現実の境界線を曖昧にし、認知をリデザインしている点を評価。 単なる表現ではなく、レイヤーの多様性、複雑性から生み出される今までにない感覚がとても面白い。(A-Stage 藤岡)

作者受賞コメント

自分にとってアートとは何なのか。心地よさとは何なのか。 私の作品に触れ、Re·Deに触れ、それを考える機会が多くの人に訪れることを願っています。豊かさの第一歩は考えることです。 私の作品やRe·Deがそのきっかけになることができたら、その人生と共にあることができたら、これ以上に幸せなことはないように思います。 この度はありがとうございました。

作品の解説

今まで当たり前のように見てきた街並みも、様々なデザインがされてできている。 住みやすい使いやすいなどの考えを一変して、人間のためではない、設計のためではない、街を複雑化してみたらどのような街になるだろうか。

審査員の評価

街を分割し平面上に再構成するという大胆な作品。 ある種、暴力的な表現にも感じるが、そこから生み出される複雑さ、混沌さが再構成という手法によって創出されている点を評価。(A-Stage 藤岡)

作者受賞コメント

応募作品が見えるものだからこそ、周りの作品と比べ自分の作品に関して改めて考える、いい機会になったと思っていた時に優秀賞の知らせを聞き大変うれしく思います。 リデザインというテーマに、私は逆の発想だと考え、絵の中でできる私の好きな街並みを複雑化し表現しました。 この度は誠にありがとうございました。

作品の解説

写真の持つ再現性に対して油彩を施すことで抽象性との拮抗を生み出し、データとしてスキャンすることで再現性を増幅させた対象物を、 さらに加工を加えることで再現性と抽象性の循環を新しいデザインとして考えました

審査員の評価

デジタルとアナログを往復することで新たな表現を実現している点が興味深い。(A-Stage 藤岡)

作者受賞コメント

初めてグラフィックに挑戦した作品でしたので優秀賞に選んでいただきとても嬉しいです。 元になった写真は実家に帰省した際に撮った色とりどりのタオルケットが窓辺に干されていた瞬間でした。 洗濯物が干されている光景は日々繰り返される日常の一部ですが、同一の瞬間は存在しません。 しかし、写真に収め作品として昇華させることで唯一の瞬間を生活のサイクルから逸脱した新しい瞬間へと変化させ続けることはできると思います。

作品の解説

再開発は利便性や経済効果の成長を促すが、実際は庶民的な生活空間を消し去り、高層建築が林立する。 建物が崩壊していく様を見届けることができる空間があれば新しい価値観を持った都市像を生み出せるのではないか。

審査員の評価

作者の提案する「建物が崩壊していく様を見届けることができる空間」は、リデザインの新たな道を示す可能性があります。 これは、都市の変容を直視し、その中で共生し続ける方法を見つける試みと言えるでしょう。 失われゆくものと新しく築かれるものの間の調和を求め、都市の再設計のプロセスに多様性と包括性を組み込む重要性を強調しています。 また、現代社会の切実な問題、すなわちジェントリフィケーションに対して、鋭い洞察と斬新な視点で光を当てています。 再開発がもたらす利便性や経済成長は確かに重要ですが、それによって失われるもの、 変えられない価値やコミュニティの重要性、そして多様性の価値を我々に思い出させてくれます。 この作品は、現代の都市像とそれに対する新しい理解を促すものではないでしょうか。(星)

作者受賞コメント

この度は名誉ある賞を頂き、誠にありがとうございます。この作品は私が大学の卒業設計で提案したものです。 敷地は西新宿の再開発地域で、足元に廃アパートが残る場所です。 建物が建設されていく過程ではなく、崩壊していく過程が見られる空間があれば新しい価値観を持った都市像が生まれるのではないかという思いで製作しました。 本アワードを通して、庶民的空間を消し去るような都市を、見直すきっかけになればと思います。

作品の解説

写真を印刷し、印刷した写真を再撮影する。(呼称 Re:photograph) その過程を複数回繰り返す事により、写真の中にある鮮明な情報を壊し、印象や記憶といった曖昧な情景を可視化。 写真と絵画の境界を探し求めている。

審査員の評価

一目見ると絵画のようですが、写実的な雰囲気が残っているところに心惹かれました。 日常を曖昧なものに変換し、切り取ったものなのに不思議と心を和ませてくれます。 現代の技術とアナログな技法が掛け合わさって、新しい世界観を構築した作品だと思いました。(岡西)

作者受賞コメント

誰でも簡単に綺麗な写真が撮れてしまうこの時代に、写真から新たな価値を創造できないかと日々探求しています。 そこで、写真が得意とする鮮明な情報をあえて壊し、時間の経過により曖昧になっていく記憶の情景を可視化しました。 「リデザイン」は私の写真表現において、これから先も向き合っていく課題であり、今回賞を頂いた事は制作する自信に繋がります。 数ある作品の中からこの作品を選んで頂きありがとうございました。

作品の解説

普遍性、自在性の象徴として水をモチーフに制作。 水は熱すれば気化し、凍らせれば個体となる、また器に合わせてどんな形にも変化する自在な存在。 柔軟で自由自在なクリエイトを目指す指針となればと考えました。

審査員の評価

初見の印象は、「何だろう?」でした。 自分なりに考えてみた後に水だと知り、「気化」「個体」「自在」「存在」「柔軟」「自由」と書かれたすべての言葉にしっくりきました。 また、受け手によって捉え方がとても「多様」であるとも感じました。 ファッションにおいてもデザイン性や機能性など、トレンドや技術を駆使することで煩雑化しやすい傾向にあります。 この作品は対照的に、シンプルさの中にメッセージが込められているのが良いと思います。(下川)

作者受賞コメント

作品を選んでいただきありがとうございます。 できる限り抽象的で、心地よく、余白たっぷりな作品を目指しました。 広告のような即効性があるようなビジュアルではありませんが、見る人の感性にゆっくり染み込んでいくような作品になればと思っています。

作品の解説

リデザインで本来の「機能」や「意味」を再構築する。 大人たちが試行錯誤しているなか、子供たちはいつだって本質をとらえていた。

審査員の評価

義務感ではなく自分事としてSDGsに取り組んでいる人は、大企業にも一人くらいはいます。 共通しているのは「ワクワク感」。子どものような純粋な好奇心と行動力で変革していく。 そんなイメージを体現していると感じました。(古原)

作者受賞コメント

この度は受賞させていただき大変光栄に思います。 様々なプロダクトやサービスがコモディティ化している昨今、その機能や意味を再構築し新たな価値を生み出すために、大人たちが試行錯誤している中、子供たちは自由な発想でいつだってリデザインしていたんだと気づきました。 私たちが子供たちから学ぶことはきっと多いのだと思います。

藤岡毅(株式会社A-Stage/代表取締役社長)

特別審査員


星賢人(株式会社JobRainbow/代表取締役CEO)
岡西佑奈(書道家)
下川雅敏(サステナブルファッションブランド【ECOALF】)
古原徹(株式会社アサヒユウアス/たのしさユニットリーダー)
開催概要
2023年4月21日(金)11:00 〜2023年8月31日(木)24:00
最優秀賞
(1点)
賞金10万+「ReDESIGN」が公式に発行するフリーペーパー掲載+A-StageまたはRe・Deの家電好きなもの5台まで
優秀賞
(2点)
「ReDESIGN」が公式に発行するフリーペーパー掲載+A-StageまたはRe・Deの家電好きなもの5台まで
入選 フリーペーパー掲載
あなたが考える「リデザイン=これまでの常識や固定観念を捉え直し、
そこから新しい価値観や革新性を生み出し、再構築していくこと」
を表現した平面グラフィック作品

※イラスト、アート、写真、書などのジャンルは不問
※受賞作品は「ReDESIGN」の公式twitterのヘッダー画像として使用を予定

960×1280以内のJPEGファイルと、作品のコンセプトテキスト(100文字以内)

※アナログな制作手段(油彩、切り絵等)の場合、撮影もしくはスキャン等を行い、データ化すること
※受賞者はA4(350dpi)の印刷出力に対応できる解像度の元データ(aiデータ(Illustrator 2020以下)/psdデータ/jpgデータ)を提出
※AI(人工知能)を利用し、作成した作品の応募は不可

  • 1.公式ホームページのエントリーフォームに登録
  • 2.ReDESIGNのTwitterアカウント(@redesign_byrede)をフォロー
  • 3..Twitterで「@redesign_byrede​​」宛に、事前エントリーの返信メールにて取得したハッシュタグをつけ、提出物を投稿

※1エントリーあたりの提出物数に制限はありません。コンセプトが異なる場合はTwitter投稿を分けてください。同じコンセプトで提出物を追加/編集する場合は、もとの投稿にスレッド(ツリー)投稿してください。

個人やグループ、年齢、性別、職業、国籍不問。

※ただし、日本語でのコミュニケーションが可能であること。
※エントリーフォームで登録していないアカウントによる投稿は審査の対象外となります。
※未成年の場合は法定代理人の同意が必要

新しい価値観や革新性を平面グラフィックで表現できているか。
公式サイト、および公式Twitterにて9月ごろ発表
株式会社A-Stage
個人情報の取り扱い

主催者であるA-Stageの【プライバシーポリシー】に基づき管理し、主催者並びに運営事務局が運営上の連絡や資料の発送、 次回以降の開催の案内、 関連する催し物のお願い、統計処理、ブランドニュースレターのご案内のご案内にのみ利用いたします。
また、当コンテスト運営のため、必要な範囲で業務を委託する場合があります。

応募作品の権利規定

入賞作品(最優秀賞、優秀賞、佳作)を含む、すべての作品について、作品の著作権は応募者に帰属しますが、当コンテストの広報を目的とした印刷物・出版・展示・Web等で発表する権利は主催者が保有するものとします。
また、最優秀賞に選出された作品については、主催者に対して独占的な利用許諾を認め、その際は著作者人格権を行使しないものとします。作品利用の対価は賞金をもって充てるものとします。

応募上の注意事項
  • 応募作品は、応募者自身のオリジナルで国内外未発表のものに限ります。
  • 他のコンペティションへの二重応募は認められません。また、主催者の同意なしに他に公表しないものとします
  • 応募作品が第三者の有する著作権・肖像権・商標権・意匠権などの権利を侵害するおそれのある場合は、応募者の責任において必要な許可を得た上で、その旨を提出時に申し出てください。
  • 雑誌や書籍、ホームページ等の著作物を複写、トレースした画像は使用しないでください。
  • AI(人工知能)を利用し、作成した作品の応募は認めません。
  • 応募作品について第三者から権利侵害などの提訴、その他の争いが生じた場合、応募者ご自身の費用と責任において対応していただくものとし、主催者に対して、すべての損失、損害および合理的な弁護士費用を含む費用を補償し、損害を被らせないようにすることに同意いただきます。
  • 応募作品が、既発表のデザインと同一または酷似している場合、または第三者の知的財産権の侵害となる場合(応募後に侵害となった場合を含む)は受賞結果発表後であっても主催者の判断により受賞を取り消すことがあります。
  • 反社会的勢力の活動を助長する行為が判明した場合、審査の対象外となります。受賞発表後に判明した場合であっても、受賞は催告無しに取り消されます。また、その場合に生ずる損害についての賠償は一切行われません。
  • 未成年者が入賞した場合には別途、法定代理人の同意を確認させていただきます。また、法定代理人の同意が得られない場合には受賞が取り消される場合がございます。
  • 応募者は、審査の結果については、異議を主張することができないものとし、主催者は、その理由について一切開示義務を負いません。